2002-09-17:平成14年第4回定例会(2日目) 本文 (文書 86 発言中)0 発言ヒット ▼最初のヒットへ(全 0 か所)/ 表示中の内容をダウンロード 1:◯議長(和田文友君) 午前10時00分 開会
◯議長(和田文友君) これより、本日の会議を開きます。
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日程第1 議第56号平成13年度荒尾市
一般会計歳入歳出決算の認定について
から日程第24報告第8号専決処分について(訴えの提起)まで(質疑)及び日
程第25一般質問
2:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 日程第1、議第56号平成13年度荒尾市
一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第24、報告第8号専決処分について(訴えの提起)まで、以上一括議題といたします。
これより、上程議案に対する質疑及び日程第25、一般質問をあわせて行います。
通告がありますので、順次発言を許します。1番田中良典議員。
〔1番田中良典君登壇〕
3:◯田中良典君 ◯田中良典君 本日は、歴史的な日朝首脳会談が行われます。小泉総理は、本日午前7時前に日本を飛び立ちました。日本国民はもちろんのこと、世界が注目する会談であり、
日朝国交正常化交渉が成功することを祈りながら、質問をしたいと思います。
私は、平成14年第4回定例市議会において、一般質問4点を通告しております。ただいまより、順次質問いたしますので、市長並びに関係部課長の簡潔にして責任ある答弁を求めるものであります。
まず最初に、市長の進退について質問をいたします。
北野市長は、昭和62年より4期16年にわたり荒尾市のかじ取り役として多くの市民の期待にこたえ、数多くの実績を上げ、その任を果たしてこられました。特に平成9年3月の三池炭鉱の閉山は大変ショッキングな出来事であり、御苦労が多かったことと思います。閉山による影響は、人口で1000人程度は減るであろうと予測をされておりました。しかし、閉山前からあらかじめ対策として、社宅跡地を活用した
リニューアルタウンやあらおシティモールをオープンさせるなど、大変効果的な事業を展開されてきた結果、人口は減るどころか、わずかでありますが増加をしております。又、荒尾市の活性化の柱でありました第三セクターのアジアパークは倒産いたしましたが、ホテルヴェルデを初め
アサヒビール園、
ウルトラマンランド、弥生乃湯、住宅展示場、わんわん王国等の誘致により、一定の役割は果たしたと思います。今日の緑ケ丘一帯の見違えるような発展ぶりは、高く評価をいたすものであり、今後ともの活躍を期待するものであります。
しかし北野市長は、一昨年大病を患い大手術されましたが、術後の経過もよく、市長という激務を見事に乗り越えて今日に至っております。荒尾市は、これからも市町村合併問題、都心地区の再開発問題、少子・高齢化対策、有明海再生問題など、今後の課題も山積しております。市長の任期もあと4カ月を残すのみとなりました。次期市長選の出馬の意向についてお聞きをしたいと思います。
次に、市町村合併について質問いたします。
本件につきましては、さきの6月定例市議会で取り上げた問題でありますが、この3カ月の間で状況が大きく変わってまいりました。玉名市を中心とした1市8町の
合併推進協議会はここに来て足並みが乱れ、9月議会提案を見送り、10月1日の法定協議会の設置が困難な状況であり、合併の枠組みも崩れる可能性も出てきております。そうした中、長洲町町民が荒尾市との合併を求める住民発議の手続きをされております。又、本市においても、市民サイドで市町村合併の議論を通じて自分たちのまちのあり方を考えようと、市内の商工・農漁業・教育関係など民間70団体が、
荒尾まちづくり推進協議会を設立しております。今後、合併にかかわる情報収集や調査・啓発活動に取り組むほか、研修会や講演会も開く予定と聞いております。
一方、行政レベルでは、先日開催された大牟田・
荒尾地域振興推進協議会総会で、両市の共通課題として市町村合併の研究に取り組んでいくことが決まっています。これを受け大牟田の栗原市長は記者会見で、合併の枠組みについて、大牟田、荒尾、高田、山川、長洲、南関の2市4町で研究を的確に進めたいと表明をされております。
以上、簡単に最近の市町村合併の動きについて述べましたが、今後、荒尾市として現状を踏まえ具体的にどう取り組んでいかれるのか。長洲町への働きかけや荒尾市
まちづくり推進協議会との連携、大牟田市との合併などについて答弁を求めます。
次に、
ポストIT講習会の開催について質問をいたします。
国民だれでもがITを積極的に活用できる社会を目指し、昨年、政府指導により全国でIT講習が実施されました。
IT講習受講者は、総務省の発表では約23万7000の講座が開設され、547万人が応募、386万人が受講、平均倍率1.22倍で、ITに対する国民の関心の高さを示しています。
荒尾市での実績は、講座開設数が110で、募集定員が2291人に対し1702人が受講、受講率74.8%と、全国平均からするとかなり低いようであります。電子自治体を目指す荒尾市としては、もっと市民がITに関心を持っていただく努力をしていただきたいと思います。講座を受けた市民から、いつでも相談に乗ってもらえる窓口、自由にIT機が使用できる場所、個人のレベルに合った講習会の開催などの要望が強いのであります。市民のIT能力の向上やインターネットの普及を図る上からも、
メディア交流館に
ITサポートセンターを開設し、ITに関する質問や相談に応じる
ITヘルプデスク事業や技能のレベルアップの講座を開催してはどうかと思いますので、当局の見解を求めます。
最後に清掃行政について、特に祝日のごみ収集について1点だけ質問いたします。
本市の
可燃ごみ収集体制は、月・木曜日地域と火・金曜日の地域に分かれておりますが、国民の祝日が月曜日であったり、月曜日が振替休日となる場合が多く、月曜・木曜日コースの地域住民からサービスの不公平を訴える声が高まっています。祝日のごみ収集はできないものか、当局の答弁を求めます。
以上で壇上よりの質問を終わりますが、答弁いかんでは再質問することを議長にお願いをし、降壇をいたします。
4:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 北野市長。
〔市長北野典爾君登壇〕
5:◯市長(北野典爾君) ◯市長(北野典爾君) ただいまの田中良典議員の御質問に、お答えいたします。
私の次の市長選に対する進退の件でございますが、この点については、3月議会及び6月議会の2回にわたり蒲池議員にお答えいたしましたとおり、今まで進退表明の時期を検討してきたところでございますけれども、選挙まであと数カ月に迫りましたので、ここで改めてお答えいたしたいと思います。
私は、昭和62年1月18日の荒尾市長選で、歴代7代目の第15代市長として当選させていただき、爾来きょうまで、4期16年の間、市政を担当してまいりました。
顧みますと、当時の日本経済は驚異的な成長、いわゆるバブル経済期に入り、円高・株高で推移してきた時期でございましたが、第2次世界大戦後の日本の復興の基幹産業であった鉄鋼や造船等の
重工長大型産業の国際競争力が低下傾向を示し始めており、又、本市のかなめでありました
石炭産業も、石油あるいは海外炭に対抗できず衰退の一途をたどっていた時代でありました。自治体の盛衰のバロメーターは、人口の増減であると言われておりますが、昭和62年に6万2000有余人であった本市の人口も毎年減少を続け、特に炭住街であった緑ケ丘地区の人口減少は顕著でありました。
そこで本市は、衰退していく
石炭構造のまちから、これにかわる産業を見出すべく知恵を絞っていたときでございました。まず、広大な空き地が広がっていく炭住街の緑ケ丘地区を再開発し発展させることが将来の本市の浮沈にかかわるということから、
一大プロジェクト事業として3点セットを計画したところでございます。すなわち一つ目が
コンコルディア・プラネット計画であり、二つ目が
商業集積事業計画、そして三つ目が
緑ケ丘リニューアルタウン事業でありました。荒尾市は、本年が市制施行60周年の年でありましたが、10年前の市制50周年の年のキャッチフレーズとして、「今、荒尾は変わる。あなたが変える」の合い言葉をもって
観光商業文化都市に変貌させるべく、全市一丸となって本事業の推進に取り組んでまいりました。
その後、三井三池炭鉱が、平成9年3月末に閉山することになりましたが、3大プロジェクトのうちアジアパークは時代の流れに沿うことができず、最善の努力をいたしましたものの、解散のやむなきに至ったことについては、まことに申しわけなく残念に思っておりますが、一方、緑ケ丘地区の再開発、そして発展の先駆的役割は十分に果たしたものと確信をいたしております。
さらに
商業集積事業計画は、あらおシティモールとしてにぎわいを見せており、
緑ケ丘リニューアルタウンも現在の9割の区画が販売されるなど、炭鉱閉山後の人口は激減するのが当然だと見込まれている炭鉱街の荒尾市の人口が、閉山によりわずかではありますが増加していることなど、緑ケ丘地区の再開発が成功した結果にほかならないと考えております。
同時に、荒尾市が自立できる農地の基盤づくりとして手がけたのが、長年の懸案でありました浦川地区の地域の整備事業であります。
浦川土地改良事業は本年度をもってすべてが完了し、河川改修の完了を残すのみとなっておりますが、又、菜切川流域の土地改良につきましても、菰屋地区が完了し、上流域への道筋ができたところでございます。
又、働く場、雇用創出を図るべく
水野北工業団地及び
地域振興整備公団による荒尾産業団地の建設によって企業誘致への受け皿が完成し、昨今の経済低迷にもかかわらず、積極的な対応によって5社の立地が実現し、さらなる企業誘致が可能となりました。
さらに、
石炭の歴史を後世に残すために、万田坑跡を史跡として
国指定重要文化財とし、万田坑保存への道筋をつけることもでき、炭鉱専用水道を上水道への一元化事業にも着手し、軌道に乗ったところであります。
石炭のまちから
観光商業文化都市へ飛躍すべく、市民交流の施設として
地域産業交流支援館4館も建設いたしましたので、市民の多くの方々に活用されているところでございます。
次に、環境対策としましては、
松ケ浦環境センター及び
リレーセンターの建設、あるいは宮崎兄弟生家の整備、ふれあい福祉センターの建設、第五中学校と第二中学校の改築着手などの文教・福祉関係等々のほか、多種多様のソフト的対応も含め、本市将来への素晴らしい都市としての布石を確立することができたものと思っております。
私は、これまで、前鴻江市長の市政を全面的に継承しながら、市民との対話をモットーにして、消極的な姿勢ではなく積極的な政治を行ってきたところでございます。
以上、私の16年間の市政の取り組み状況を簡単に申しましたが、現在の
バブル経済崩壊後の情勢はなかなか立ち直ることができず、さらなる不況でますます市政運営の厳しさを痛感しております。あわせて少子・高齢化への対策、地方分権の推進、さらには市町村合併問題等々、幾つかの重要課題を抱えているのが現在の荒尾市でございます。
私は、御案内のとおり一昨年の7月に胃の全摘手術をいたしましたが、議員の皆様や多くの市民の方々から温かい励ましとお見舞いをいただき、現在での体調は手術前と変わることなくきょうまで務めることができましたことを、改めて心から厚くお礼と感謝を申し上げます。
さきに述べましたとおり、未解決の問題は幾つか残っておりますものの、4期16年の間、連続して市政を担当させていただいたことを考えますと、この際、後進の方に道を譲るのが、今の私に与えられた責任であり使命であるとの結論に達した次第であります。私の進退問題に関して議員の方々、そして市民の皆様から御心配をいただきながら、きょうまで延引いたしましたことは、まことに申しわけなく存じておりますが、以上申し述べまして、答弁といたします。
次に、市町村合併問題についてお答えいたします。
議員御案内のとおり、6月議会以降、幾つかの大きな動きがあっております。まず、玉名地域1市8町の動きでございますが、各市町で新市将来構想案に基づき、住民説明会や
住民アンケートが実施され、法定協議会への参加が検討されておりました。このような中、8月29日に第6回玉名地域1市8町
合併推進協議会が開催され、各市町9月議会に
法定協議会設置の同文議決案を提出するか最終確認が行われましたが、玉東町と三加和町が、9月議会には出さないとの表明があり、協議会では、本日、今後の方向性について再度協議される予定と聞き及んでおります。又、長洲町では、荒尾市の
合併協議会設置を求める住民発議があっておりまして、今月末まで署名収集が行われ、選挙権を有する者の50分の1以上があれば
法定協議会設置の請求ができることになっております。長洲町の有権者は約1万4000人でありますので、約300人の署名が集まれば、この後、長洲町長から私に対しまして、議会に付議するか否かの意見が求められ、「付議する」と回答した場合には、それぞれ60日以内に議会を招集し、
法定協議会設置について議会に付議し、それぞれの議会で可決されたら法定協議会を置くことになるわけでございます。否決された場合でも、町からの請求、又は有権者の6分の1以上の署名による住民投票制度も設けられており、この場合、過半数の賛成があれば可決されたことになります。長洲町長は、すでに1市8町での枠組みで
法定協議会設置の方針を表明されておりますが、いずれにいたしましても、1市8町の任意協議会の動向及び長洲町での住民発議の動向を慎重に見守りたいと思っております。
又、9月10日に設立されました荒尾市内の民間約70団体によります
荒尾まちづくり推進協議会との連携につきましては、さきの6月議会で、当面は経済団体等の活動を中心とする民間主導による民意の高まりを待ちたいとお答えいたしておりましたが、この組織での協議を通じ民意を集約され、抽象的な論議になりがちな合併論議を、より具体的な事項の論議ができればと考えております。
次に、県境を越えた大牟田市との合併につきましては、田中議員も御案内のとおり、大牟田・
荒尾地域振興推進協議会の今年度の共通課題として、市町村合併について多面的な調査・研究を行うことが決定されました。私も、特例法の期限内での合併は難しいと思っておりますが、市対市の県境を越えた合併の先例モデルとして可能性を探っていくことには意義があり、又、道州制の動きや法手続きの簡素化の可能性もあわせて、長期的な視点に立った調査・研究を行っていきたい、このように考えております。
なお、その他の件につきましては、所管部長より答弁をいたさせます。
6:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君)
中嶋企画管理部長。
〔
企画管理部長中嶋國治君登壇〕
7
:◯企画管理部長(中嶋國治君)
◯企画管理部長(中嶋國治君)
田中良典議員お尋ねの、
ポストIT講習会の開催についてお答えいたします。
まず、
市民ITサポートセンターの開設でございます。ここ数年間で、パソコンは以前に比べかなり使いやすくなってきているとの話もございますけれども、まだまだ全くの初心者にとりましては、パソコンを箱から取り出し線をつなぐことから難題ではないかと思われます。知り合いに詳しい人がいてセットアップの手助けをしてもらえれば簡単なのですが、初心者がプロバイダーにつなぐまで1人でやるということになりますと、かなりの時間と労力が必要になってまいります。あるいは、例えばパソコンで年賀状を作成するとしますと、どうしたら字を大きくできるのか、絵を挿入したいがどうすればいいのか、印刷はどうすればいいのか等々、何をどうすればいいのか、何から手をつければいいのか、テレビや車を買ったときとは違った戸惑いがあるものと思います。
こういった疑問や悩み、あるいはトラブルの相談受け付けは、市のホームページ、暮らしの情報欄でも御紹介しておりますが、県の情報企画課が運営いたしております「
県民IT学習相談室」が熊本市に設置され、パソコンに関する相談を電話、ファックス、メールで受け付けておりますので、ただいま申し上げました「
県民IT学習相談室」を利用していただくのも一つの方法かと思います。又、最近では販売店が訪問を含めたいろいろなサポートを行っていますので、販売店に申しつけされる方法もあろうかと思われます。
議員お尋ねの
市民ITサポートセンターの設置につきましては、実は以前、情報推進室で検討いたした経緯がございます。そこで問題になりましたのが、
サポートセンターの人材が当然必要になってまいりますが、どの程度の人材を充てればいいのか、大変難しいものがございます。
それから次に、相談業務の範囲をどこまでにするのかという問題でございます。現在、いろいろの
パソコンソフトや周辺機器が出回っており、そういった使用方法や疑問相談をどこまで受け付けるのか、さらには、以上のような相談のほか、パソコン本体や周辺機器のトラブル等の相談が来た場合、電話やメールでどれだけ理解していただけるのかなどは難しいものがございます。ということであれば出張サポートまで行うのか。
市民ITサポートセンターを開設するということになりますと、以上のような課題がございますので、この件につきましては、その可能性を今後も引き続き検討させていただきたいと思います。
それから、今後のパソコン教室の開設の件でございますけれども、御案内のとおり、昨年度1年間、小・中学校と中央公民館を会場にIT講習会を行い、延べ110コースに1702名の方が参加されました。これは、昨年度限りの国の
情報通信技術講習推進事業特例補助金をもとに行った事業でございます。今年度につきましては補助金はございませんが、
メディア交流館と中央公民館に会場を設定し、8月6日から第1期のパソコン教室を開催しております。9月末までの第1期募集では13コース、延べ144名の方が受講されます。本年度は、新たな試みといたしまして、自分で購入した
ノートパソコンを持ち込んで講習を受けるコースも用意いたしましたが、第1期定員の36名に届きませんでしたので、第2期からは通常の講習会のみを行う予定にいたしております。なお、その中に託児所を設けた講座も予定をいたしております。今年度は、4期3月まで受講者の要望等も取り入れながら、引き続きパソコン教室を開催してまいる予定でございます。来年度以降もくらしいきいき課を中心に検討を加え、さらに充実した教室にしたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。
8:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 森田市民部長。
〔
市民部長森田健士君登壇〕
9:◯市民部長(森田健士君) ◯市民部長(森田健士君) 議員御質問の、清掃行政についての祝日のごみ収集はできないか、このことについてお答えいたします。
ごみ収集でございますが、平成8年4月から透明ごみ袋によりごみ出しといたしましたが、可燃ごみの収集につきましては、従来、月曜日と水曜日、月曜日と木曜日、火曜日と木曜日、火曜日と金曜日、水曜日と金曜日の5通りの収集地区割があり、月曜日と水曜日のように、週の初めの収集日から次回の収集日まで中1日しかない収集地域の人口が、月曜日と木曜日のような中2日の収集地域人口よりもむしろ多く、60%を超えておりました。このようなことから市民の皆さんには、分別収集と減量化にぜひ努めていただくよう御協力をお願い申し上げまして、全市域を月曜日と木曜日、火曜日と金曜日の中2日の収集地区割による収集体制の見直しもあわせて行っております。収集日が祝日等に当たる場合におきましては、収集体制の問題もありますが、受け入れを行う処理施設の運転体制もあわせて整備する必要もありまして、基本的にはごみ収集も休みとさせていただいておるところでございます。しかしながら、お話のように4月下旬から5月上旬にかけてのゴールデンウィークや、あるいは年末年始のように7日以上もごみ収集間隔があくおそれがある場合におきましては、これまでも大牟田市と協議をいたしまして、臨時のごみ収集を行ってきております。御指摘のように本年の場合、月曜日から金曜日の間で祝日及び振替休日に当たった日は13日ありましたが、そのうち振替休日の3日を含め月曜日が9日となっています。可燃ごみの収集間隔が7日以上あくことを繰り返しますと、大変御迷惑をおかけすることになろうかと思われますが、ちょうど今月の16日と23日の月曜日が続けて祝日となっておりまして、2週続くこと、このようなことになります。このことからして、私ども、大牟田市及び
新開クリーンセンターと協議をいたしまして、荒尾市では23日に特別収集を行うことといたしました。ちなみに大牟田市においては、23日の特別収集は予定されておらないと、このように聞いております。
新開クリーンセンターにおいては、したがいまして、本市のみのごみの受け入れということになってまいります。本市といたしましては、すべての祝日についてごみ収集を行うことは、今のところ御説明いたしました内容からして困難でありますが、この9月のように7日以上のごみ収集間隔の回数が同じ月に続く場合などにおきましては、臨時収集を行えるよう、今後体制を整備していかなければならない、このように考えているところでございます。
なお、23日の臨時ごみ収集につきましては、15日号の「広報あらお」でもお知らせしておりますが、車での移動放送と街宣活動でございますけれども、17日から20日にかけて関係地域住民の方々にはお知らせしてまいりたい、このように考えているところでございます。
10:◯田中良典君 ◯田中良典君 ありがとうございました。ひと通り答弁をいただきましたが、若干の再質問をさせていただきます。
市長の進退につきましては、お聞かせ願いましてありがとうございました。後進にこの際道を譲りたいと、こういう次期市長選への出馬辞退の表明であったかと思います。本当に4期16年という長い間、歴代市長の中では最高に長い間その任につかれたことになるわけですけれども、そのことは、市民にそれだけの信頼がされたということで、私もこの際、御苦労さまでしたと申し上げたいと思いますが、ただ、あと4カ月余り残っておりますので、気を落とされないでしっかり最後の最後までその職責を全うしていただきたいというふうに思います。
ただ1点だけ再質問をしたいわけですけれども、辞退なされるということになってきますと、次に新しい市長を市民が選ぶわけですけれども、北野市長としては、自分の後継指名というのをどのように考えていらっしゃるのか、もしここで答弁できればお聞かせ願いたいというふうに思います。
次に、市町村合併についてであります。
玉名市を中心として1市8町で任意協議会をつくっておりました組織が、足並みがそろわなくて崩れかかってきておると。ただ、常々市長がおっしゃる、うちは長洲町と、あるいは南関を加えた町で合併を進めていきたいというのが市長の気持ちであるだろうというふうに思いますが、ただ、足並みは崩れているけれども、長洲町としては法的協議会を目指して町長はいくというふうな発言もされて、又その行動もされているようでありますが、ただ、町民の動きとして荒尾市と合併をしたいという動きが現実にあらわれて、今署名活動をされておりまして、何か聞くところによると、法定数でいけば50分の1ですから、290名以上あるといいのですけれども、1000名ぐらいを目標に頑張っておられるという話を聞きました。1カ月間で集めなければいけないので、10月2日ぐらいまでその活動をされるみたいですけれども、かなりの署名数が集まってくるんじゃないだろうか。その結果が、恐らく11月に入りますと、向こうのいろんな手続きが済んで、長洲町の町長のほうから北野市長にその意見具申があるというふうに思われますが、この町民の動きに対して市長としては、どういうことなんでしょうか。大いに歓迎をしておられるのか。この動きに対してはどのような感触を持っていらっしゃるのか、お聞きをしたいと思います。
それから、荒尾市内で、市長も常々おっしゃっておりました民意を大切にしたいと、合併問題は、将来禍根を残してはいけないということで民意を大事にしていくということでございました。そういう意味で若干遅きに失した感はありますけれども、70団体から成る組織づくりが行われまして、合併問題についてある程度集約をしていきたいということで、その辺は民意の集約がどの程度できるか、大変注目をしているわけですけれども、こことの関係ですね。ただその動きをずっと見守るだけなのか、具体的にこれから先いろんな連携をとっていかれるのか、その辺もうちょっとこう、かかわりについて具体的にどういうふうなかかわり方をしていくのか、答弁をお願いしたいというふうに思っております。
それから、せんだって大牟田の市長が荒尾に見えて、いわゆる県境を越えた研究会の組織づくりをして具体的に進めていきましょうと。何か具体的な枠組みも、私も壇上で申し上げましたけれども、2市4町でという何か具体的な話も出てきているみたいなのですけれども、この辺は、何か市長としては大牟田との研究会の組織づくりについては、何か新聞報道によると合意をされたと、こういうことでございますね。だからこの辺をもうちょっと詳しくお聞きをしたいと思いますし、今後の具体的な動き、あるいは枠組み等についても、もうちょっと明らかにしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
それから、
ポストIT講習会の開催については、わかりました。講座については引き続きやっておられますし、今後も改善していきたいと、こういうことでございますので、ぜひそのような方針で進めていただきたい。中には、去年の本当の基礎講座で受けて、私もその一人でしたけれども、すぐ機械を買って、そして後が思うごといかんで、そのまま寝かせておるというような人もかなりおるようなんですね。それで、もうちょっと次の段階を、講習があるならばなあとか、あるいはちょっと応用する部分でサポートしていただくような、そういう場があればなあというような話も多分に出てまいりました。ただ、
サポートセンターをつくることについては、若干いろいろ問題もあるみたいですけれども、可能性があるのかどうか、今後の検討を重ねるということでございますので、ぜひ。人材の問題と、こうおっしゃいましたけれども、人材は、金さえ出せばいらっしゃるし、あるいは又、荒尾市でもこういう講座を開催して、それで高度なやつをどんどんして、それで人材を荒尾市の中でもつくっていくとか、将来的にそういう形でも進めていただきたい。あるいは定年退職した人の中にも非常にそういう趣味を持っておられて、ボランティアでもぜひそういうお手伝いをしたいという方もいらっしゃるわけです。だから、当局がもう少し積極的にそれを取り入れようということになってくると、もうちょっと道が開けるかなというふうに思っていますので、その辺のことも頭に置いて検討をしていただきたいというふうに思います。
それから、ごみ収集に関してですけれども、ゴールデンウィークの期間とか、今月みたいに2週続けて月曜日が祝日になるので、そういうときは臨時の特別収集もやっていくということでございます。先ほどおっしゃったとおり、月曜日、ことしもちょっと見てきましたけれども、やっぱり9日間が結局休みという形になっているわけですね。ほかの収集、いわゆる火・金のほうのコースは、それはないわけですね。だから、そこに不公平感が出てきてしまっているわけですよ。だから、それは仕方ないんだで済ませる問題じゃないと私は思います。やっぱりこれは市民に対してサービスなんかでも公平にしていかなければいけない。そういう立場に立てば、「いや、それはもう祝日だからできませんよ。受け入れが難しいんですよ」ということはわかりますが、その辺も含めて、やっぱり公平を期すために当局としては努力をしていくということは大事なことじゃなかろうかと思うのですね。だから、「祝日は収集できませんよ。それはもう仕方ないですよ」ということになれば、何かこう、月・木のコースの方は、これから先もずっと可燃ごみ収集については、毎年そういう形で不公平なサービスを強いられていく、こういうことになっていくわけですから、この辺を、「できません」じゃ答弁にならないと思いますので、もう少し前向きにこの答弁をしていただけないかなというふうに思いますので、その辺よろしくお願いいたします。
11:◯市長(北野典爾君) ◯市長(北野典爾君) 再質問に、自席からお答えいたしたいと思います。
私の進退問題につきましては、先ほども申し上げたとおりでございますし、ちょうどきょうから数えまして、あと4カ月になってしまいました、任期が。おっしゃられるまでもなく、有終の美を飾らなければならないという立場でもございますし、今の荒尾市の現状を十分踏まえまして、今後精いっぱい、あと4カ月踏ん張って努力していきたい、このように思っておるところでございます。
ただ、後継者の問題等御質問がございましたけれども、後継者の問題につきましては、まだもちろん決めてもおりません。ただ、抽象的に言えますことは、今のこの厳しい荒尾市の情勢を十分理解し、そして又、今後やっていただく人、そういう方にお願いいたしたい、このように思っておるところでございます。まだまだ、先ほど申し上げられました合併問題、さらにはアジアパーク等の問題、まだ未解決の問題がございますので、そういったことを踏まえまして、十分ひとつ理解をしていただく、そして又、やっていただける人を後継者にいたしたい、このようなことで抽象的なことでございますけれども、そういったことを考えているところでございます。
なお、合併問題につきまして、いろいろ先ほど申し上げましたけれども、特に長洲町あるいは南関町との問題、当初から申し上げておりますとおり、荒尾市といたしましては、長洲町そして又、南関町を組み入れた大きな組織をつくりたいということでおりましただけに、今、住民発議等の問題が起こっておりますことは非常に大切なことでございますし、私もぜひひとつそのようなことでそういった組織ができまして、行く行くは長洲、南関等を取り入れたそのような組織ができることを期待し、又、推進してまいりたい、このように考えておるところでございます。
さらに大牟田市との問題でございますが、行く行くは、先ほど申し上げましたとおり、約70の組織が民間団体でございますので、ただ見守っていくということではなくて、積極的にその民間団体との協議をいたしながら、今後のしかるべき合併の方向、さらには大牟田市との関係もございますけれども、大牟田市等のことも頭に入れながら今後はやっていきたい、このように思っておるところでございます。まだ具体的にこれをどういった形で持っていくかは決めておりませんけれども、せっかくのそういった民間の組織団体が設立されましたし、行政といたしましても、それとも十分協議しながらやっていきたい、このように思っておるところでございます。
抽象的な話になりましたけれども、以上、私の再答弁とさせていただきたいと思います。
12:◯田中良典君 ◯田中良典君 後継問題については、当然抽象的でありましたけれども、具体的にまだどなたをということは決めてないし、抽象的にやっぱり今日の課題をクリアできるすばらしい人をということだろうというふうに思いますし、いずれにいたしましても、次の市長が誕生するまでしっかり市長としての立場で最後まで頑張っていただきたいということでお願いをしておきたいと思います。
それから、市町村合併についてでありますが、基本的には長洲、南関を含めた1市2町ということで進んでいきたいということでございますし、ただ待つということじゃなくて、こちらからやっぱり出かけていって積極的な対応というのをぜひお願いをしておきたいというふうに思います。
それから、大牟田市長が荒尾に見えて市長と合意をされたということなんですけれども、この辺ちょっと答弁がなかったんですけれども、大牟田、荒尾そして高田、山川、そして南関、長洲、ここらあたりで研究会の組織をつくろうということで合意をされたということで理解をしてようございますか。その辺の確認だけひとつよろしくお願いいたします。
13:◯市長(北野典爾君) ◯市長(北野典爾君) 答弁漏れでございましたけれども、今おっしゃったとおり、大牟田、山川あるいは高田町、さらには熊本県側の1市2町等も含めた研究会を、今後、大牟田市等を中心にしてやっていくことはもちろんでございますし、そういった行き方で今後も進めたいと思います。
14:◯田中良典君 ◯田中良典君 大体、各質問項目については理解もできました。最後の清掃行政についても、「できません」じゃなくて、そういう不公平感を多分に持っていらっしゃるし、今後もずっと続いていくわけですから、この辺はこのままじゃいけませんので、その辺はできる努力をしてやっぱりしていただきたいということで要望して、私の質問を終わります。ありがとうございました。
15:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 13番椛島博明議員。
〔13番椛島博明君登壇〕
16:◯椛島博明君 ◯椛島博明君 私は、9月定例市議会に当たりまして四つの項目について質問を行いますので、関係当局の誠意ある答弁を求めるものであります。
そこで、質問の第1点目でありますが、教育問題についてお尋ねをいたします。
実は、このところ教育基本法にかかわる問題が加速し、年内にも最終答申の動きを見せているところであります。私は、今なぜ教育基本法の見直しが必要なのか、その改定のねらいは何であるのか、疑問を持つものであります。ところが、戦後50年以上を経過して時代に合わなくなったという理由で改正の必要を迫ってきているところでありまして、この問題について、教育基本法というものの意義、戦前の教育への強い反省の上に立って憲法と一体のものとして制定された経過、ここをしっかりと受けとめていかなくてはならないと私は思います。したがって、教育基本法は、戦後の民主国家の建設と民主教育推進のためには不可欠のものとして、1947年3月31日にスタートしたわけであります。しかし、残念なことに小泉内閣は中教審を動かし、最終答申をまとめ、2003年の通常国会で法案の提出にこぎつけようとしております。このようなことは教育基本法制定以来、今回が初めてであります。
そこで、崎坂教育長にお伺いをいたしますが、あなたは教育に専念してきた教育者の一人として、今日の教育基本法をめぐる動きについてどのような見解を持たれておりますか、率直な御意見をお聞かせいただきたいと思います。
その2点目の質問は、この教育基本法の改定が子供たちに何を求めようとするのか。教育基本法の改定は、ひいては憲法改正を意味しています。そのためにはまず教育から変え、そして戦後半世紀の総決算を基本法の見直しに求めています。戦前回帰へ、その一歩を踏み出そうとしているのであります。私は、そのように受けとめております。
先日9月10日の朝日新聞「声」の欄で、中学生の投稿があっていました。14歳ですから、中学3年生でございます。それによりますと、学校生活の状況が変わっていくというように訴えています。楽しいことが次々となくなっていく。学校の制度を見直すときは、中学生の声を聞いてください。学校の主人公である子供たちを無視した教育改革に大いに異議あり、と主張しているのであります。
そこで、子供たちにとって教育改革がどのような利点を持つものか、あいまいな点が多いと思うのでありますが、どのように理解したらよいのか、当局の見解を伺いたいと思います。
その3点目でありますが、特殊学級の現状について問題点はないのか、何が改善すべき点か、ありましたらお答えいただきたいと思います。
質問の大きな2点目でありますが、農業行政についてであります。
市内にはたくさんのため池がございます。ここで申し上げたいため池は、本井手、野中地区、田倉地区であります。生産者と一緒に5カ所ほどを見て回ったわけですが、水の汚れがひどく不気味さを感じました。ため池には、周辺の住宅から放流される生活排水、それが何十年と繰り返してきています。50年前までは子供たちの遊び場でありました。魚やタニシなどがとれていました。そのため池が、姿を変えてしまったわけであります。しかし、そのため池の水が、実は水田のためのかんがい用水となっています。私は、その田んぼで収穫された米はだれの口に入っているのだろうか、大変恐ろしく感じたわけであります。この状況をこのまま見過ごしたならば、先々どうなるのか。生活環境の破壊、地下水への影響を考えるわけであります。当局に対応策はあるのか、お聞かせいただきたいと思います。
質問の大きな3点目でありますが、環境行政についてお伺いいたします。
この件につきましては、景観上の問題として取り上げたわけであります。後ほど写真をお見せしたいと思いますが、長い期間放置されたままの状態となっています。この迷惑施設は、荒尾平山線に面した一角にあります。現在、1カ所が営業を行っていますが、あとの2カ所は荒れ果てたままの状態で放置されています。住民からは、「何とかならないものか」と苦情が上がっているところであります。地権者の関係などがあって難しい問題を抱えていると言われていますが、しかし、あのすさまじい醜態を
観光商業文化都市の荒尾市が、手をこまねいていていかがなものかと考えているわけであります。当局に考えがあるのかどうか、その対策をお聞かせいただきたいと思います。
もう一つの点でありますが、これは土木課の答弁をお願いすることになりますが、よろしくお願いします。
この件は、県道、市道沿線の除草対策についてであります。現在は年1回、それぞれ除草に取り組んでおられますけれども、十分な対策にはなっていません。
そこで、お尋ねをいたします。除草に関係する予算、県の場合はいかほどか。県道の場合であります。市道の場合はいかが予算が組まれてきたのか、お答えをいただきたいと思います。
そこで、例えば除草作業をもう1回ふやしたら、労働力の確保、シルバー人材センターとの連携、予算措置など、どのような問題が生じるのか。なお新たな方策はあるのか、当局に答弁を求めます。
最後の質問でありますが、土木行政で難しい課題でありますけれども、住民から要望が上がっておりますので、交通安全対策の面から当局の考えをお聞きしたいと思います。
問題となっている箇所は、県道荒尾南関線。県道敷地内に立っている電柱移動の件であります。所有者は九州電力、NTTであります。この件については、県も所有者も十分御承知のようであります。ただ、手続き上の問題として難問があるわけでありまして、緊急に取りかかるという状況にはありません。しかし、交差点内に立っている電柱については死角となる可能性があり、改善策が必要かと考えています。したがって、関係先とも十分協議の上、対処されることを望むものでありますが、今後の課題として何かございましたら、答弁をお願いしたいと思います。
以上で、壇上からの質問を終わります。関係当局の明快なる答弁を求めて、降壇いたします。
17:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 北野市長。
〔市長北野典爾君登壇〕
18:◯市長(北野典爾君) ◯市長(北野典爾君) ただいまの椛島議員の御質問の環境行政について、基本的な考え方について申し述べたいと思います。
御案内のとおり、地域の環境美化につきましては、私たちの身近な生活環境を守る上からも、あるいは多くのお客様が市外から来ていただく意味からも、大変重要なテーマであると認識しております。本市では、市内各地で地域の方々やボランティア、各種団体の皆様方が、清掃や除草をはじめさまざまな環境美化作業に取り組んでいただいておりまして、特に近年は、道路沿線や空き地を利用して花壇がつくられ、鮮やかな季節の花々が咲き誇れる光景を目にする機会がふえておりまして、環境美化に対する市民の皆様の意識の高まりを感じているところでございます。このような社会に貢献する活動に積極的に汗を流していらっしゃる方々の御尽力に対しましては、改めて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。市におきましても、平成12年度にまちの「がまだしもん」助成金制度を創設いたしまして、自主的なボランティア活動等に対して必要な材料費の助成などの支援を行っているところでございます。
地域の環境美化対策は、一つ一つの地道な取り組みの積み重ねでございまして、言うまでもなく行政の力だけではできないものでございます。自分でできることは自分で、あるいは一人でできないことは周りが補う、それでもできないことは公が担う。この自助・互助・公助という補完性を築くことが自治の原点でございまして、こうした市民の力を結集した結果が、環境美化や暮らしやすさにもつながるものと確信をしております。
第4次荒尾市総合計画では「元気に笑顔輝く快適都市」と、こういったことを将来像に、又、都市づくりの基本目標の一つといたしまして、「市民と行政で築く自立協働都市」を掲げておるところでございます。これを踏まえまして、今後も行政、企業、地域住民、ボランティア団体など、地域を構成する者すべてが、それぞれ役割を分担しながら連携・協力する協働によって美しいまち荒尾の実現を目指していきたいと考えておりますので、今後とも御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
なお、その他の件につきましては教育長及び所管部長より答弁をいたさせます。
19:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君)
中嶋企画管理部長。
〔
企画管理部長中嶋國治君登壇〕
20
:◯企画管理部長(中嶋國治君)
◯企画管理部長(中嶋國治君) 椛島議員の、道路沿線の環境美化対策について、市長答弁を補足させていただきたいと思います。
県道荒尾南関線の平井城地区にあります、今御指摘の果物販売所の美観についてでございますが、しばらく営業活動がなされず放置されたままのもの、又、一部破損するなどの建物もあって、周辺の美観を損なっているものがあるようでございます。土地・建物の所有者あるいは管理者は、清潔の保持を行う義務があるということで、本市といたしましても、有明保健所とともに公衆衛生の確保の観点から、幾度となく土地の所有者や建物の管理者に会いまして、清掃や後片づけの指導を行ってきたところでございます。美観の確保のためには、抜本的には建物の解体・撤去が必要と思われますが、土地・建物の管理、それから財産権、これは個人にございますし、本市としても強力に指導する法的な根拠を持ちませんので、有効な手だてがない状況でございます。本件につきましては、土地・建物の所有者それから管理者の御理解が不可欠でございますので、今後とも御協力いただくよう努力してまいりたいと思います。
21:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 硯川産業振興部長。
〔産業振興部長硯川則之君登壇〕
22:◯産業振興部長(硯川則之君) ◯産業振興部長(硯川則之君) 椛島議員の、農業ため池の現状と対策につきまして、お答えしたいと思っております。
現在、市内に大小合わせまして80数カ所のため池がございます。そのほとんどが農業用水として利用されておりますが、一部には集落の調整池として利用されているため池もございます。議員御指摘のとおり、汚濁された池もあるのが現状でございます。水稲の利用といたしましては、窒素分が大変多くなりまして、肥培管理等が非常に難しくなっておるわけでございます。このようなため池の水田利用への解決策といたしましては、浄化槽の設置あるいは用水路の確保、あるいは家庭雑廃水のクリーン化等を含めた取り組みが必要じゃないかなというふうに思っておるところでございます。このような取り組みは、地域の方々によって環境保全の面で、すでに実施されているところもありまして、そのような地域を大いに期待しているところでございます。
ただ、いずれにいたしましても、今後、実情を調査いたしまして、短期的というよりも、この問題は中・長期的な対応策を検討する必要があるというふうに考えておるところでございます。
23:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 町野建設部長。
〔建設部長町野設男君登壇〕
24:◯建設部長(町野設男君) ◯建設部長(町野設男君) 椛島議員の、まず環境行政の道路美化の件につきまして、お答えをいたします。
それから、同じく三重県の小俣町の、これは奥野町長ですけれども、ここも数日接続を見合わせておられるんですけれども、やっぱり国に対して一つの抵抗をされておるんですね。今のような状態では、住民の情報が漏れたときに責任はとれない。しかし、住基ネットが本当に住民にとって必要なのかもわからないし、国がもっと説明して不安をぬぐうべきだと、こういうふうに述べられているんですね。国にちゃんとこう、言っておられるんですよ。
ですから、私は、このように三つの今事例を報告しましたけれども、これは市民の安全を第一と考え、不安感を払拭して、そして市民と行政が信頼関係を深めていく。ですから、私もそのためには本市も国からの通達に従順でなく、やっぱりこういう場合にはもっと積極的に国に対して意見を言ってもらいたい。そして、国にこの強権的な姿勢に対して猛省を促すような手だてを講じてもらいたい。私は、これは市民は、みんなそういうふうに思っているんじゃないかな、大半の市民は思っているんじゃないかなと思うわけです。
これは、小さな町の抵抗かもしれませんけれども、しかし、本市の場合、何も意見を言わない。国から言われたとおり利便性、便利性、こういうことばかり頭にあってはいかん。本当に大丈夫なのかどうか、自信を持って言えますか。ですから、国から言われたとおりじゃなくて、市民との信頼関係を深めていくためには、やっぱり市民の声を聞いて、それなりの行動を起こしてもらいたい。ですから、市長が先ほど述べられましたが、任期まであと4カ月、有終の美を飾りたいと強調されました。ぜひ有終の美を飾るために、国にこの制度に対する、この制度を考え直してもらいたい、こういった意見をぜひとも述べてもらいたいと思いますけれども、ひとつ考えをお聞きしておきます。再質問をお願いします。
防災関係は、先ほど壇上でちょっと言いましたけれども、地域における自主防災の必要性を今感じているわけでありますけれども、本市には立派な防災計画書がありますけれども、これが本当に災害が発生したときに、大小災害が発生したときに、そのマニュアルどおり動けるのかなという不安があります。しかし、行政だけに任せておくわけにもいかないし、やっぱり地域住民の人たちが意識を高めていくということも大事じゃないかなと思います。
最近、本市にあった実例ですけれども、これは2月に桜山の市営住宅で火災がありまして、ここで出火時に、30歳ぐらいの娘さんひとり暮らしですけれども、この人が火の中に倒れておりまして、地域住民の人たちがいち早くそれに気づいて、玄関戸を破って助け出したんですけれども、そして救急車が来る前に、消防車が来る前に火の中に倒れている女性を助け出したんですけれども、そして救急車に乗って病院に運んで一命を取りとめた、こういう実例が2月にあったわけですけれども、ですから、地域住民の人たちが、こういう災害に対する意識が高まっている、こういう連携プレーで事故を最小限に防ぐことができるというのをちょっと感じたもので、今、全国に大体3249市町村がありますけれども、その中で2503の市区町村が地域防災組織を立ち上げていると。ですから、本市もぜひこれをやってもらいたいと思ったんですが、来年からモデルとして立ち上げたいということでしたので、これはこれで了としておきます。12校区全部というのは無理ですので、少しずつでいいと思いますけれども、それには予算化をお願いしたいですね、財政課長。自主防災組織を12校区、これから立ち上げていくためには予算も必要と思いますので、ぜひその辺の予算も考えてもらいたい、これを要望しておきます。
ちょっと再質問をお願いします。
63:◯市長(北野典爾君) ◯市長(北野典爾君) 再質問に、自席からお答えをいたしたいと思います。
住基ネットにつきましては、いろいろ御意見等もいただきましたし、先ほど壇上からも基本的なことにつきましては申し上げたとおりでございますが、十分私たちとしても検討をしてやっていることではございますし、一部にそういった御意見があることも頭の中に入れながら、住民の方に決して迷惑をかけないよう、そして又、不利にならないように今後やっていきたいと思いますので、御了承いただきたいと思います。
64:◯市民部長(森田健士君) ◯市民部長(森田健士君) 国が一元的に管理するシステムではないかというような指摘もありましたけれども、私どもの考え方としては、地方公共団体共同のシステムであって、お話がありましたような国民総背番号制みたいな、そのような取り扱いとは異質なものだというようなことを御理解いただければというふうにお願いします。
それから、訴えの関係のお話でありましたけれども、住民票コードの住民票への記載自体は、行政不服審査法上の市町村長が処分したものに該当するということで、その訴えの対象になるものというようなことで理解していただければというふうに思います。
65:◯谷口繁治君 ◯谷口繁治君 もう一つ、これ参考にしてもらいたいと思いますけれども、もう一つの例を言っておきますと、コンピューターセキュリティーの専門家に高間剛典さんという人がおるんですが、この人が報告書を出しているんですが、2006年に世界のインターネットユーザーは9億人に達するだろうと、こういうふうに予想されているんですね。ですから、これほどの数の人がインターネットをみずから使う時代に、この日本の住基ネットの未来は本当に暗い、こういうふうに分析しているんですね。ですから、このままでは日本国はみずからストーカー国家になり、内外の犯罪もビジネスとするならば、手間もコストもかからない、これが言えるわけでありまして、この住基ネットは日本国民の個人情報を、日本人のコスト負担で取りやすくなったようなものだと、こういうふうに指摘をしているんですね。ですから、世界の犯罪組織がこれをねらわないはずがない。それを防ぐには、国民の情報の一元集中管理よりも、今までどおり市町村が管理する分散管理のほうが最も安全なんだ、こういうふうに指摘をしているんですね。ですから、私は、このことにぜひ気づいてほしい。荒尾の当局も市民の安全性を考えるならば、これだけ多額な金をかけて、国が何でこれを強制的にしようとしているのか。その裏があるということを、本当のねらいがあるということを早く感じていただきたいですね。ですから、この住基ネットの問題をもっと研究してほしい。そして、「せいては事をし損じる」という、こういう先人の言葉がありますけれども、これのもっと改善策はないのかなというふうなことを本当に慎重に検討していただきたい。私は、これを強く要望します。終わります。
66:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 暫く休憩いたします。
午後 2時58分 休憩
───────────
午後 3時31分 開議
67:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑・一般質問を続行いたします。27番蒲池哲夫議員。
〔27番蒲池哲夫君登壇〕
68:◯蒲池哲夫君 ◯蒲池哲夫君 一般質問4項目提起をいたしておりましたが、最初に質問いたしました田中良典議員と全く二つはダブっております。所感だけ若干の質問も含めてしたいと思います。
まず一つは、市長の進退についてでございます。3月、6月、時期尚早ということで答弁がなかったんですが、今回、後進に道を譲るということで勇退をしようと。16年間、大変御苦労さまでございました。鴻江前市長の後を受けてということもありましたでしょうが、北野市長の市政16年、金について黒いうわさ、灰色のうわさは全くなかったですね。これはもう本当に敬服に値すると思います。大牟田では、私どもの青年時代の同志でありました石原副議長が逮捕されるというふうな状況が起きまして、非常に、党は出ておりましたけれども、そういう意味では、同志という意味では大変残念に思いますし、国会の中でも金権あるいは政治、この問題が非常に問題になりました。そういう意味からしますと、北野市長は非常に清潔な行政をされたという意味で……(「そんなにほめんでもいい」と呼ぶ者あり)(笑声)、いやいや本当です。だから、そういう意味では敬服をいたしております。ただ、よかった面だけじゃないですから、若干申し上げたいと思います。これは市長も言われましたように浦川改修、これは足かけ50年ぐらいかかったでしょう。しかし、山田基明議員、私どもも新人でございましたが、元八幡農協の参事でありました山田さんが、涙声でずっと荒尾の一等田が湖になる、ちょっとした雨が降れば。これを切々と訴えられましたね。私どもも浦川改修については何度かこの議会で発言をしました。しかし、現状ではまだ95%近く完成をしたという意味では、これは事業としては大変だったと思います。それから、緑ケ丘の社宅跡地。先輩議員から、与野党問わず、私どももあの荒廃した社宅についてはどうかならんかということで言ってまいりましたが、アジアパークについては失敗いたしましたけれども、あの周辺の開発、あるいは
リニューアルタウン、シティモールですね、こういう部分については、三井側も放出をして市民の暮らしに協力しようというふうな形で出ましたし、当初、鴻江市長時代は「工業田園都市」ということでございまして、北野市長になりましたときは、「
観光商業文化都市」という標榜でございまして、私どもみたいに三池炭鉱で働いた者からしますと、「あん」というふうに思いましたが、この16年の経過を見てみますと、その基本姿勢については大体ほぼ言われたとおりの方向に進んでおるというふうに思います。したがって、荒炎祭も若干集客が落ちておりますけれども、こういう催しもされましたし、あるいは中央西にいたしましても、当初、私は直接聞いてなかったんですが、当初は、いや、前の市長、古閑市長、鴻江市長、約束したけれども、「私は知らん」というふうなことを言われたようで、住民の方から若干ひんしゅくもあったようでございますが、私も中に入りましたけれども、最終的には市長として住民の方々に謝るというふうなことで解決をいたしましたし、そういう意味では、あした一番に矢野先生のほうがいっぱい北野市政のいい面について発表されておるようでございますのでこういう点が大きな事業としてはやられた内容というふうに思います。
しかし悪い、市政面で「これは」というのは、競馬の取り違い事件ですね。これは、私も当時競馬議員でございまして、市長は、金をもらってやったんじゃなくて、出してやられたんですから、非常にあの競馬を守ろうということで善意でされたわけですね。善意でされたけれども、結果としてはやっぱり大きな痛手になったというふうな意味では、結果責任です、これは。政治というのは結果責任ですから、競馬議員の当時もそういうことで意見を申し上げたわけですけれども、この問題があります。
それからアジアパークですね。これは、アジアランドを三井が断念した直後に「アジアパークだけでは」という、本会議で私は質問もしました。しかし、平成2年から準備をしたことであるから「やろう」というふうな決意の表明がありまして、初年度、2年度までぐらいだったですね。あとはやっぱりどうしても倒産というふうな事態になりましたんで、この辺については、私どももやっぱり税金をむだ遣いしたという思いがありますし、出資者には大変な迷惑をかけたというふうに思います。こういうのが……、これは質問じゃありませんから、所感がありますれば、市長の意向をお聞きしたいというふうに思います。進退については、触れません。
それから、市町村合併も全く田中議員と同じような考えでありました。したがって、大牟田市と荒尾が完全に1市でいかなくちゃならんという場合に大牟田市とということなのか、あるいは、南関、長洲も含めて市長会の事務局長が言いましたように、もろともにこの1市2町で大牟田の方向を向いて合併していくということなのか、この辺の基本についてきちっとした考え方を聞きたかったわけです。しかし、先ほど田中議員のほうに、方向としては大牟田側の1市2町ですかね、それと長洲、南関も含めておるというふうなことがありましたので、中身はそういうことでいいと思います。しかし、内容としましては、今言う研究ですね。大牟田側もそういう形でとっておりますし、この研究というのをどういう部署でやっていくのか。議会ももちろん関係していると思います。したがって、その辺あたり、詰めた論議をどういう形でしていくのか。
それから今言う、3番に出しております、民間団体の動きもあります、まちづくり推進協ですね。この中でも出ておるようですが、きちんとしたやっぱり合併という、50年、100年の大計ですから、担当部局というか、担当課ですかね、係でもいいです、きちんとした窓口をもって大牟田との関係、あるいは長洲、南関との関係、財政上の将来見通し、こういう資料をきちんと提供するような形の専門のやっぱり配置が必要だと思います。したがって、その辺について二、三人でも私は配置してやるべきじゃないかというふうに思っておるんですが、この辺についてお聞きをしたいというふうに思います。
それから三つ目は、有明海の再生の問題です。
これも前回の国会では結局、金と政治の問題を巡ってがたがたありまして、BSE問題もあります。したがって、そういう意味ではほとんど論議をされなくて、ぜひ国会に通そうということでございましたが、特別事項も継続になっているというふうなことでございまして、まだ不備はたくさんあると思います。しかし、法律というのは1回つくって、不具合なところは直していけばいいわけですね。したがって、そういう意味ではそういう考えで立法化というのをぜひやってもらいたいということで要請をしてきたわけですが、内容からしますと、そういう状況になりませんでした。しかし、中身はそういうことだと思います、今後も含めて。したがって、そういう意味では諫早干拓の問題について、これは内側の堤防が今問題になっております。だから、漁業者の方は、佐賀も含めて連日、工事についてはストップをさせるということでバリケードを築くというふうな形になっております。石灰も山のように使っておると、土壌改善のために。こういう状況でございますから、一つはやっぱり漁業者の、福岡は提訴しておるようでございますが、やっぱり熊本も含めてこの問題については、漁業者の立場に立って何らかの対応をしていく、荒尾市が、これが必要だと思います。県ももちろんです。したがって、そういう漁業組合の意向、みんなの意向でございますから、その辺について市の考えを聞きたい。
それから調査につきましても、短期間やりましたが、まだ結果も出ておりません。だから、第三者委員会では、中長期のやっぱり門を開放しての調査ですね。これが言われておったんですが、その内容についても、どうも今の対応を見てみますと、中途半端で終わるというふうな状況のようでございます。したがって、長崎のほうも行って仕事もせないかんから、農水省も大変だと思いますけれども、したがって、この辺あたりについてもやっぱり熊本県あるいは市、漁業者の意向を受けてきちんとした対応が必要であろうというふうに思います。したがって、この2点について諫早干拓については、市当局の意見を聞きたいというふうに思います。
それから、浄水場の増設の問題ですね。船まで持ってきて、私も会いましたけれども、浄水場の建設にしても実力行使で阻止をしようというふうな動きがありますので、これは何がネックになっているのか、この経過と今後の見通し、このことについて協議は重ねておられるようでございますが、中身についてはいろいろあるようでございます。したがって、現状で回答できる範囲でこの浄水場の増設工事について、漁業者側との意見交換の経過なり、打開の方向なりをどういうふうに考えておられるのかお聞きをしたいと思います。
それから、有明海の問題で八代のほうは、八代海の調査を市のほうがやっていると。私も以前、この本会議で言ったことがあるんですが、佐賀のほうも国の調査だけでは信用ならんから、自分たち独自でするという県の方針が出ておりますね。したがって、これは荒尾市としても、被害は熊本県ではいずれにしても荒尾だけですから、大きい被害は。したがって、市としても、そういう海底の調査なり、潮流の調査なり、こういうプランクトンの調査、そういうやつをやっぱりやっていく必要があると思います。したがって、そういう八代の動きも見ながら、やっぱり荒尾市独自で何らかの予算組みをして調査をしていくという対応も必要であろうと思います。したがって、そういう面についてもお聞きをしたいというふうに思います。
それから、先ほど、これはもう質問でも何でもないんですが、椛島議員も言いましたけれども、EM菌ですね。EM菌を私、言いました、何回か壇上から。しかし、私の家の前がちょうどどぶ川になっておりまして、今、3面張りしてありますけれども、もう3週間目ですかね、今。最初は40リッターぐらいまいて……、いや、40リッターじゃない、400リッターか、10リットル缶でまきよります。週に1回ずつまいて、今3回まいたところですが、本当にメダカがいっぱいになったですね。湧き水がありましたから、メダカは少しおりました。しかし、ものすごく水も澄みましたし、メダカがいっぱいになっております。それから、もう一つはカワニナですね。私ども、「ホウジャ」と言いましたが、蛍のえさになる。これが足の踏み場もないぐらいどっかり立ちました。それからもう一つは、ヨシノボリという、私どもは「ゴリ」と言いますけれども、「ゴリ」ですね。海にもいます、川にもいます。こういうのがあそこにEM菌をちょっとまいただけで繁殖したかというと、やっぱり鳥が持ってきたようですね、鳥が持ってきている。まだ1ミリとか、大きいやつでどうでしょうか、七、八ミリでどっかり立っております。したがって、やっぱりあのEM菌というのは効果があるなと。あれをまきますと、下にミジンコのようなやつがずうっと浮き出してくるわけですね。だから、そういう意味ではやっぱり鳥が来る、あるいは魚が来るというのは、そういう理屈だと思います。したがって、ヘドロみたいな真っ黒い、臭いにおいがなくなっております。砂地になっております。したがって、市当局に言ってもなかなか動かんからといって、私の家の前ば実験場にしようということで、区長さん方が全部集まって、今流しております。部長にも話しておりますし、流した当日から課長、係長に見に来てもらっておりますけれども、そういう意味では本当に効果としてはやっぱり非常に大きな効果があるんじゃないか。「ホウジャ」なんかはあそこに全然なかったわけです、今まで。赤いジャンボタニシの卵は少しありますけれども、したがって、そういう意味ではやっぱり効果というのは、よそで言われておるようにあるんじゃないかというふうに思います。したがって、これは金が少しかかるわけですから、大体三、四カ月後に本当の効果があらわれるというふうに、まかれておる方々は言われております。したがって、これについては費用の面、あるいはそういう本当に長期にわたって水の再生ができるのかどうか、こういうことも含めてもう少しやっぱり誠意を持って当局側も研究する、検討していく、こういうことが必要だろうというふうに思います。したがって、とにかく見に来てください。
それから4番目は、公衆浴場です。BSEでは死亡者はまだ出てなかったんですが、あれだけの大きな騒ぎになりまして、これ又金権の最たるもので、日本ハムとか雪印とか、こういうところが変なことをするということで大問題になりましたが、レジオネラ菌ですね、公衆浴場、大衆浴場の。これがすでに日向の第三セクター・サンパーク、7名の死亡者が出ておりますね。罹患者200名以上というふうに報道されております。それから、東郷村長は、きょう、1名死亡したと。これは村営温泉らしいですね。これは、東郷村長は辞表を出すと。死亡者1名、6名罹患ですかね。したがって、これも大問題です。したがって、荒尾の場合の公衆浴場、弥生乃湯も含めて、あれもひところ、大腸菌が5000倍おったとかいう宣伝がありまして、長期休業になったと。私たちも行きましたが、いや、少しも変わらぬように営業されておりました。同時にその後、有明新報全面の、弥生乃湯のこういうことはありませんでしたという広告が出ましたですね。しかし、内容からしますと、これは県の管轄でしょうが、やっぱり荒尾市内にある以上は、弥生乃湯だけではなくて潮湯もありましょう。公共施設もありましょう、大衆が入るふろというのは。したがって、そういう意味でそういう部分の検査とか管理体制についてお聞きをしたいというふうに思います。
それから、税の問題ということで出しておりますが、これは弥生乃湯の600円にしようというのを450円にして税は取らないというふうなことで約束がされたようでございますけれども、内容からしますと、三加和の町営温泉、うから館とかですね、こういうところは入湯税が非常に問題になっておりまして、議会でも、あるいは報道もされております。したがって、この辺の税の取り扱いについて、どういう弥生乃湯との約束があったのか、この辺だけお聞きをしたいというふうに思います。
以上、壇上からの質問を終わります。
69:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 会議時間を延長します。
北野市長。
〔市長北野典爾君登壇〕
70:◯市長(北野典爾君) ◯市長(北野典爾君) ただいまの蒲池議員の御質問に、お答えをいたしたいと思います。
第1番目の市長の進退についての問題でございますけれども、このことにつきましては、議員からは今まで3月議会さらには6月議会の2回にわたりまして、御質問があったわけでございますが、当時申し上げましたとおり、まだ時期尚早だということで、私の考えなり答弁を差し控えておったわけでございまして、先ほども申し上げましたとおり、今回初めて私の進退問題を表明いたしたわけでございます。今度の議会でも3度目の御質問ということで、大変私も感謝を申し上げる次第でございます。
先ほど、今までの16年間の実績、よかった点あるいは悪かった点につきましても、いろいろ御指摘があったわけでございますが、私の思慮不足のために、悪かった点等につきましては十分反省をしておりますし、あとわずか4カ月でございますけれども、市長としてのあとの任期は、十分ひとつ反省を身に置きながら、今後の4カ月間を精いっぱい努力いたしたい、このように思っておるところでございますので、この件につきましては御了承をいただきたいと思うわけでございます。
次は、市町村合併の問題についてでございます。
この件につきましては、基本的には先ほどの田中良典議員の御質問にお答えいたしたとおりでございますが、まず、大牟田市との研究の具体化につきましては、本年度の大牟田・
荒尾地域振興推進協議会の共通の課題となりましたので、事務レベルでの事務事業現況調査などによりまして、お互いを知ることから始めていきたい、このように考えておるわけでございます。
さらに、長洲町、南関町との関係でございますけれども、南関町におきましても、民間レベルでの交流の中で論議をされている、このように聞き及んでおります。又、長洲町での住民発議の動向なり、あるいは1市8町の任意協議会の動向を見守るとともに、十分研究をしながら、両町民には荒尾市の考え方を理解していただくよう努力してまいりたい、このように考えておるところでございます。
さらに、民間団体への対応でございますけれども、さきに設立されました
荒尾まちづくり推進協議会を中心とした民意の集約の中で具体的な合併論議を行ってまいりたい、このように考えておるところでございます。
その他の件につきましては、所管部長より答弁をいたさせます。
71:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君)
中嶋企画管理部長。
〔
企画管理部長中嶋國治君登壇〕
72
:◯企画管理部長(中嶋國治君)
◯企画管理部長(中嶋國治君) 蒲池議員の、合併についての市長答弁を補足させていただきたいと思います。
担当部局、窓口の件でございますけれども、今、市長から御答弁申し上げましたように、現在、
荒尾まちづくり推進協議会が発足をいたしまして、合併の方向性などを協議するということで、行政に民意を反映させたいということでございます。そういった段階、その間、この協議会の中では研修会だとか、あるいは資料の収集等が行われますけれども、そちらのほうへの資料の提供、あるいは説明を求められればこちらから伺って説明をするというような対応をいたします。
さらに、例えば合併の任意協議会の動向を、この両日中に何らかの又動きがあるかと思いますけれども、そういった段階で具体的に進んだ段階で、現在、企画調整課を中心に窓口になっておりますけれども、その辺の充実は図っていかなければならないというふうに考えております。
73:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 森田市民部長。
〔
市民部長森田健士君登壇〕
74:◯市民部長(森田健士君) ◯市民部長(森田健士君) 議員御質問の公衆浴場の税の問題について、お答えさせていただきます。
その前に、お尋ねでは特定の施設名等をお挙げになってのお話がございましたけれども、税務の行政の推進上、ただいまから御説明いたします内容をもって重ねられて御理解いただければ大変ありがたいというふうに思います。
入湯税でございますけれども、鉱泉浴場における入湯に対して入湯客に課するものとされておりまして、本市におきましては、旅館業が2施設、温泉センター1施設の三つの鉱泉浴場施設がございます。鉱泉浴場でございますけれども、原則として温泉法にいう温泉を利用する浴場を言っておりまして、鉱泉浴場における入湯行為に対して課税する税金でございます。納税者は入湯客でございまして、課税客体は浴場における入湯行為です。本市の入湯税の税率は、入湯客1人に対して、日帰りの場合は70円、宿泊の場合は150円を特別徴収義務者、この場合は鉱泉浴場の経営者になりますが、特別徴収義務者が入湯客より徴収いたしまして納付するものとされております。ただし、鉱泉浴場における入湯客の入湯行為でありましても、12歳未満の者、共同浴場又は一般公衆浴場に入湯するもの、学校の教育行事として行われる修学旅行等、宿泊施設を有せず、専ら日帰りの客の利用に供される施設で、その利用料金が一般公衆浴場における通常の料金に比較いたしまして著しく低く定められているものに対しては、入湯する者等については課税免除を行っているところでございます。
特に昨今、健康増進やレジャーに対する関心も大変高まっている中、宿泊施設を有せず、原則として日帰り客の利用に供することを目的といたしましたヘルスセンター等の大衆浴場施設が増加しております。本市におきましても、平成10年3月、そのような浴場施設がオープンいたしており、個室の貸し切り客、家族湯の貸し切り客等は、一般の公衆浴場、これは公衆衛生上の見地から行われる入湯、この入湯とは異なり、ぜいたく的要素が認められることからしまして、入湯税日帰り70円を課すべきものとし、利用料金が低額である大浴場等のみへの利用者については課税免除が適当である、このように判断しているところです。そもそもヘルスセンター等の娯楽施設につきましては、温泉プールやいろいろな機能を持つ各種ふろ等の利用を主たる目的といたしておりまして、当該施設に宿泊施設が備わったり、利用料金が高額なものであることなどにより、一般の温泉旅館における入湯行為と性格を同一にするものでありますが、一般に利用料金が低額であるものについては社交性が低いという見地から、課税免除の措置を講じております。
又、その利用料金が低額かどうかというところの判断でございますが、昭和53年、当時の自治省市町村税務課長の内款というのが、私どもに通知をいただいておりまして、入湯税の運用についての通達が出されております。この中で、利用料金はおおむね1000円程度が適当であるという点を考慮するようにということで示されているところです。
75:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 硯川産業振興部長。
〔産業振興部長硯川則之君登壇〕
76:◯産業振興部長(硯川則之君) ◯産業振興部長(硯川則之君) 蒲池議員の、有明海の再生の件につきまして、お答えをしたいと思っております。
その中の諫早干拓の部分と荒尾市独自の調査・研究の2項目につきまして、お答えをいたします。
諫早湾干拓につきましては、昨年の12月から第三者委員会におきまして、諫早湾干拓が諫早湾だけでなくて有明海全体に影響を与えると想定されまして、干潟の浄化機能等を検証するために2カ月程度の短期の開門調査、それから半年程度の中期、2年程度の長期の開門調査が必要であるというふうに提言をされているのは御案内のとおりです。現在、短期の開門調査が完了いたしておりまして、その分析が進んでいるというふうにお聞きをいたしております。
そういう中で議員御案内のとおり、湾内のいわゆる諫早湾干拓の全面堤防と申しますか、その工事に着工したところでございます。それに対しまして、県漁連などが、先ほど工事中断の要望を行っているところでございます。私どもといたしましては、この工事そのものが本当にノリに影響を与えるものであるかどうか、そうであれば、当然控えていただかなければならないというふうに思うわけでございますが、いずれにいたしましても、国の第三者検討委員会の中でるる検討がなされております。このことも含めまして、去る8月6日には第9回の検討委員会も行われております。そういった中で、当然この中・長期の開門調査等も論議の対象になって、現在検討されているようでございます。いずれにいたしましても、この有明海の異変そのものの原因は、早急に国のほうで究明していただきたいというふうに考えているところでございます。
次の項目でございます、市の調査・研究につきましても、有明海海域環境調査でございますけれども、当然これは昨年の4月から2年間の予定で国・県あるいは大学研究機関等が一緒になりまして、第三者委員会が中心となって、現在研究が進められて、原因究明が進められております。当然その内容は、潮流、水質、タイラギの育成状況、あるいは底性生物調査等、多岐にわたっております。当然その対象範囲というものは、荒尾地先も含めて有明海全域に及んでおります。前回の第9回の第三者委員会の中では、荒尾地先そのものの問題等も論議をされているようでございます。したがいまして、この調査結果をまず早急に出していただきたいと。基本的には現在の第三者委員会は、来年の3月を一応一区切りとして研究成果を、検討委員会の結論を出したいというようなことでございますので、その結果をまず見守りたい。さらにその結果によりまして、私どもといたしまして、調査・研究がさらに必要な部分がある場合には、当然荒尾地先につきまして、関係機関と協議しながら市としての対応も検討していきたいというふうに思っております。
77:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 町野建設部長。
〔建設部長町野設男君登壇〕
78:◯建設部長(町野設男君) ◯建設部長(町野設男君) 蒲池議員の、3番目の有明海再生の件の中で、浄水場増設問題の質問についてお答えをいたします。
荒尾市浄水センターは、昭和58年3月供用開始以来約20年を経過し、その間、市民の皆様の汚水の浄化そして処理に努めてきたところでございます。今回の増設工事は、水処理施設の3系列目でございます。当初の全体計画では、これは6系列計画されているところでございます。平成16年4月ごろには、現在の2系列では処理能力がピークを迎えることが予想されることから、新たに水洗化を御希望されている市民の皆様の御要望におこたえするためにも、平成13年度から3カ年事業で増設工事を行っているところでございます。
又、荒尾地先の漁場対策につきましては、平成11年に荒尾漁協との話し合いの中で、荒尾地先漁場環境保全協議会を設置し、いろいろ協議をいたしております。その中で浄水センター放流水問題につきましても、継続して話し合いを行っているところでございます。この協議会の中で漁業者の方の御要望もお聞きし、長時間かけて協議していただいた内容を検討してまいりました。そして、現在、放流口先端でのかくはん、処理水と海水との混合、紫外線滅菌の導入、そして今回の増設工事分では窒素、燐の対策も行うということで協議をしているところでございます。これは、現在の本市の極めて厳しい下水道会計の状況の中で精いっぱいの御提案をさせていただいているものでございます。ただ、話し合いの場では、それぞれ意見の食い違う部分もございました。増設工事におきまして、一時、市民の皆様に大変御心配をおかけする事態が生じましたが、近日中に協議の場を持つということで、漁業者の方々の懸命な御判断により、増設工事も正常に戻ることができました。今後もそうした協議の場を持ちながら、漁協の皆様方の温かい御理解と御協力をお願いし、増設工事が順調に進捗し、予定どおり平成16年3月末には稼働できるよう努力してまいる所存でございます。どうぞよろしく御理解と御協力のほどをお願い申し上げます。
79:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 井上民生部長。
〔民生部長井上涼一君登壇〕
80:◯民生部長(井上涼一君) ◯民生部長(井上涼一君) 蒲池議員の、公衆浴場の1)検査・管理についてお答えをさせていただきます。
最近、レジオネラ熱症という病気が話題になっております。先ほど、蒲池議員がおっしゃいましたとおり、去る7月には、オープンした宮崎県日向市の第三セクター・日向サンパーク温泉で、レジオネラ菌感染により7名が死亡するという事故が発生をいたしております。この病気を引き起こす原因菌は、レジオネラ属菌というもので、冷却棟や循環式浴槽、加温機などの設備の維持管理が不適切な場合、この中でレジオネラ属菌が繁殖し、その飛沫が人の呼吸器系に入り病気を起こすと言われており、ここ数年、循環式浴槽や加温機などを感染源とするレジオネラ肺炎での死亡例が多く、このような施設における衛生的な維持管理が一層求められております。
感染源及び感染経路といたしましては、自然環境では土壌や淡水に生息し、冷却・循環式浴槽や中継施設などの水が停滞、あるいは循環する人工環境中水温摂氏20度前後が最も成長に適していると言われております。これは、冷却棟などの温かく栄養分がある水が循環する施設内では、壁面や配管内部に生物膜が形成されやすく、レジオネラ属菌が寄生するアメーバなどの原生動物が、この生物膜の中で繁殖しやすい性質があるそうでございます。感染経路といたしましては、レジオネラ属菌に汚染された水しぶきなどエアロゾル──これは目に見えない細かい水滴ということでございますが──を吸入してレジオネラ症を引き起こすと言われております。いわば空気感染というようなことだそうでございます。例えば循環式浴槽では、循環によって生じる渦や泡立ちなどでお湯からエアロゾルが発生します。レジオネラ症は、人から人へ感染するものではなく、いわゆる感染性疾患ではありませんが、共通の感染源から複数の人が感染し発生するという特徴があります。
そこで、議員お尋ねの市内の公衆浴場と民生部所管の施設についてお答えをいたします。
公衆浴場についてでございますが、市内に7カ所と老健施設5カ所でございますが、これは所管が県でございますので、県のほうに問い合わせましたところ、公表はできないということで、直接調査をいたしました。
この7カ所の中で4カ所は循環式浴槽ではございませんので、対象外になるわけでございますが、3カ所が循環式浴槽でありました。ここも県生活衛生課の指導により、2カ所が検査済みで基準値内ということで、あと1カ所は、9月1日に検査依頼中というようなことでございました。次に、老健施設等でございますが、5カ所のうち3か所が、もうすでに検査済みで基準値内、それから2カ所が、現在検査依頼中ということでございます。最後に、民生部所管でございますが、社会福祉事業団の5施設の浴槽は、循環式浴槽ではございませんので、毎日入れかえでございますので、対象外でございます。それから、社会福祉協議会の潮湯とふれあい福祉センターでございますが、潮湯は、大腸菌については8月29日に、それからレジオネラ菌は9月3日の検査報告により、両菌とも厚生労働省が定めております基準値内でございました。
ここで、ふれあい福祉センターでございますが、8月2日に搾取し、検査した結果が8月14日に報告があり、レジオネラ菌の基準値が100ミリリットル当たり10コロニー以内を大きく上回る、100ミリリットル当たり350コロニーの検査結果を得たわけでございます。大体35倍という数字でございます。本来ならば直ちに浴槽を閉鎖し、時を置かず清掃・消毒等の対策を講じるべきところですが、9月10日まで浴槽を使用していたことを深くおわびを申し上げます。9月11日より月末まで約3週間浴槽を閉鎖し、今回原因となった減菌装置のポンプが故障していたため、塩素濃度が低下し、レジオネラ菌の増殖を招いたもので、減菌装置を修理し、浴槽内温水の塩素濃度の適格化を図り、かつ安全を見極めた上で利用を再開したいと思っております。
レジオネラ菌は、乳幼児、高齢者、病人と、抵抗力の低下している人が感染する傾向にありますので、ふれあい福祉センターは、障害者の方が利用される施設であり、今回は危機意識の欠如で大変申しわけなく、深くおわびを申し上げます。
今後は機器の点検、水質検査、毎日の塩素濃度のチェック、年三、四回のレジオネラ菌数、その他の検査を励行いたします。
81:◯蒲池哲夫君 ◯蒲池哲夫君 順次、若干再質問しながら、まとめをしていきたいと思います。
市長の進退につきましては、これはもう本当、御苦労さんということで、できましたならば、北野市政の16年間をゆっくり振り返っていただいて総括をして、やっぱり文章ででも私どもにお知らせを願いたいというふうに思います。総括としてですね。
それから、市町村合併です。だから、企画調整のほうで担当ということですが、できれば独立して、企画調整は非常に忙しいから、そういう意味での人員配置で専門的にやるということができないのかどうかですね。人策といえば人件費もかかりますし、大変でしょうが、そのくらいはまってやるような中身じゃないかというふうに考えるわけで、どういう形になろうともここ2、3年、あるいは5年ぐらいのスパンでしょうから。したがって、そういう意味でその辺について再度どういうふうに……。いや、現状で大丈夫です、ということで、係はだれにするのか。課長なのかどうか、この辺あたりも明確にしてもらいたいというふうに思います。
それから民間団体の場合は、これは特別、企画調整の職員が常時あの協議会のほうに参加をするということはないわけですかね。この辺について意向を聞くといえば、その中に出る意見というのを一応、私、会長のほうで、これは何一つ前提はないというふうなことでそれぞれの意見を聞こうということでございますが、市役所の職員が行くと、市役所の職員に質問が集中するとかいろいろあるかもしれませんが、内容としてはその辺の対応は、呼ばれたときに行って説明をするということのようでしたが、この辺についてお聞きをしたいと思います。
それから、有明海再生については市の態度を、私は、諫早干拓についても漁業者、佐賀、長崎へ、長崎はちょっといろいろあります、隣も。社民党の中もいろいろありますから、あれですが、一応佐賀、福岡の有明海漁連ですね、それから熊本。そういう意味じゃ、もう反対というふうな立場を鮮明にしておりますし、内側堤防をつくれば干潟の再生はもうできないというふうなことで、実力行使までされておるわけですね。したがって、そういう意味では不測の事態が起きなければいいわけですけれども、内容からしますと、農水省も「いや、やらないかん」というふうな立場のようですし、非常に難しいですけれども、市の対応は、この内側の堤防をつくっちゃできんということであれば、そういう対応をですね。それから、調査についても、私は、今のままであればうやむやになっていくと思います、第三者委員会が、どう中・長期の開門調査といっても。したがって、市として、まあ、これは県も変わらん態度をとらなくちゃおかしいと思うわけですけれども、そういう意味で市として実力行使までやろうというふうに漁連関係は決めておるわけですから、市のその支持の対応というんですかね、そのことについて。こういう対応が必要だと、調査のことも含めて。こういう対応が必要だというふうに考えるわけです。したがって、そういう部分について、やっぱり見解としてでも出す必要があるんじゃないかというふうに思います。
それから、有明海の調査は市と町じゃなくて、先ほど言いますように、川辺川ダムの問題もありましょうし、八代は独自予算で定点を決めていろいろ調査をしようと、市の費用で。こういう方向のようです。したがって、荒尾の場合は、特にそういう有明海再生ということを言うならば、やっぱり若干の予算を割いてでもそういう対応が必要ではないかということで意見を言っておるわけで、したがって、これは今後の検討になるかもしれませんが、一応そういうことで検討ぐらいはぜひやってもらいたいというふうに思います。
それから、4番目のレジオネラですね。これは今、部長のほうから説明がありました。大体1週間で死亡になるそうですね、1週間。だから検査に大体2週間か1カ月かかるというふうな報道があっておりますし、日向サンパークの場合は、結局塩素滅菌のにおいさえしないということで、県のほうは、「これをやめろ」と言ったのを、「いや、団体客の予約がありますから」ということで1週間延ばしたようですね。これでは市の責任は大変だと思います。したがって、そういう意味では手おくれになっていく可能性があるわけですね。だから、検査の体制が、私ども、レジオネラ菌というのは名前だけ知っておったんですが、具体的にこれだけの死者が出るというのは、本当に今まで知らなかったわけです。しかし、現状はやっぱり食品衛生の問題から、こういう大衆が利用する部分については、非常にやっぱり厳しい見方があるわけですね。したがって、その辺あたり、今、荒尾でも発生、「発生」と言うとおかしいですけれども、患者は出ていないわけですが、現実にやっぱり菌があった。私どもは、病院とかそういう養護施設とか、こういうものをやっぱり心配します。したがって、そういう意味ではこれだけ社会問題になっているわけですから、やっぱりその辺あたりについても、主として県の管轄でしょうが、県のほうは公表せんと。公表せんという意味が私はわかりません。きょうの厚生省の通知も、もう2週間かかると、検査まで。だから、もう疑わしいやつはすぱっとやめろという通達が出ておるんですね。したがって、そういう意味でやっぱり県のこういうことがどういうことなのか私はわかりませんけれども、内容からすると、やっぱり県の保健所が責任を持たないかん、県が。したがって、そういう意味で今後対応が変わるのかどうかわかりませんけれども、いずれにしても、今はもう隠すような時期じゃないですね。やっぱりすべてを明らかにしながらやっていくという対応でないと、ますます住民側の不信、利用者の不信というのは増していくというふうに思います。したがって、その辺あたりについて、県の対応はちょっとわかりません。わかっておったら見解でも申し述べてもらいたいというふうに思います。
それから、弥生乃湯。税は、これはわかりました。いずれにしても現状の弥生乃湯、大きな繁盛をしておりますし、私ども、当初つくったときは、岩下兄弟さんのパチンコ屋のほうで、上がったらくんででもお湯がほどよういかんならばうめよというふうに思っておりましたが、年商1140億円ですかね。宇多田ヒカルさんと言うけん、私は家内から笑われますけれども、藤圭子さんの娘さんで、そういう意味で結婚もされるというふうなことで、非常に億万長者同士ですね。だから私ども、税の問題ではそういう利用者に負担がかかるというと520円になるわけですね、当り前に納めるということであれば。だから、つくったとき安くする、あるいは1000円というのが一つの基準というふうに言われましたから、これは安く大量に利用しておるわけですし、同時に施設も立派ですし、私ども、ちょいちょいお世話になりに行きます。したがって、そういう意味ではよりよい施設のやっぱり内容充実といいますかね、こういうこともひとつ求めていきたい。あるいは又、市に対して、税は難しいかもしれませんけれども、そういう企業も弥生乃湯さん、息子さんが結婚するとかと、非常に喜ばしいお祝いすべきことですが、弥生乃湯もあの息子さんの写真のバックに出よるですね。パチンコ屋も出ておりますし、そういうニュースも流されております。これはおめでたいことです。したがって、そういう意味ではそういう御努力もお願いしたいというふうに思います。
82
:◯企画管理部長(中嶋國治君)
◯企画管理部長(中嶋國治君) 合併の件でございますけれども、今、1市8町の枠組みというのが流動的といいますか、それいかんによって南関町さん、あるいは長洲町さんの動向というのが出てくる、動きが出てくるんではないかということでございます。そういった状況で具体的に進んだ段階で、今の体制の充実を図りたいということでございます。
それから、今、民間主導でまちづくり協議会が設立をされたわけでございますけれども、これは当面民間主導でいきたいという考えのようでございまして、設立総会にも公からは出席をしないというようなことで、そういう意向でございましたので、ただ、だんだん話が詰まった段階で早く行政と一緒に取り組めるようになれたらというような御意向でもございますので、その間、いろんな資料の提供だとか、あるいは説明が要れば説明をするというようなことでやっていきたいというふうに考えております。
83:◯民生部長(井上涼一君) ◯民生部長(井上涼一君) 自席から、再質問にお答えいたします。
県の対応でございますけれども、一応県といたしましては、循環式浴槽を持つ県内の公衆浴場や旅館を対象に実施している立ち入り調査の中間報告を発表しているわけでございますけれども、これまでに調査した183施設のうち180施設で水質検査など国の定める要件が守られていなかったというようなことでございます。それから、10カ所の公衆浴場では国の基準を超えるレジオネラ菌が検出されていたことがわかり、最高値は基準の900倍を超えていたというところも10施設あったというようなことでございまして、数値は公表いたしますけれども、どこどこという、その名前等は公表されないというようなことでございます。ほとんどが、厚生省が定めておりますマニュアルを守っていなかったということが原因のようでございます。
84:◯蒲池哲夫君 ◯蒲池哲夫君 わかりました。一応市町村合併については、そういう意味では企画調整のそういう動きも含めて大変だろうということで、できれば専任も配置するような形でぜひ進めていただきたいという要望をしておきます。
それから、有明海については、そういう意味で実力行使もというふうな形になりますと、今からのりの時期で非常に忙しい漁業者のあれになりますけれども、やっぱりこれは佐賀も300人体制でということがあっておりますし、これは熊本からも行くと思います。したがって、福岡も含めてそういう状況になりますから、やっぱり本当に諫早のそういう内容を大事というふうに思うなら、中・長期の開門調査なり、あるいは実力行使についてもやっぱり指示をしていくという声明ぐらいはやっぱり出していくべきであるというふうに思います。これは要望しておきます。
浄水場の問題につきましては、円満に解決できるように御努力をお願いしたいというふうに思います。
それから、市の独自の有明海調査ですね。この荒尾海域だけでもいいです、牛水まででもですね。何かそういうやつが必要ではないかというふうに思いますし、この辺も予算組みの問題があります。したがって、そういう提言をしておきたいと思います。
それから、ふろ場の関係についてはわかりました。したがって、こういう問題になりましたので、やっぱり先ほど部長が言われましたように、ぜひそういう検査の体制なり何なり、若干費用がかかると思いますけれども、そういう部分についての留意をほかの施設も含めて、市民病院もありますし、他施設も多数の人が利用するような浴場については、ぜひ必要に応じてやはり検査をしていくという体制をお願いしたいと思います。
以上で終わります。
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85:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
86:◯議長(和田文友君) ◯議長(和田文友君) 御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこの程度にとどめ、延会することに決しました。
次の本会議は、明9月18日午前10時から再開し、質疑及び一般質問を続行いたします。
本日は、これにて延会いたします。
午後4時29分 延会...